
講演内容
日本語はもちろん、多くの方が学校でも触れてこられた古文や漢文や英語、あるいは韓国語や中国語,独仏西露語といった諸言語、
そしてエスペラントにいたるまで、あらゆる言語を貫く原理、さらに文字を貫く原理と、今日の言語状況のうちでいかに生きるか、
いかに学ぶか、いかに教えるかを考えながら、ことばに対する〈構え〉を培います。
学び方や教え方にも触れながらの、美的なグラフィック図解を交えた、皆さんの微笑みも絶えない、とても楽しい講義です。
ことばについて関心のある方々から、ことばについてなど考えてもみなかったという方々まで、
ことばを学んでいる方々から、これから新しいことばを学ぼうとなさっている方々、
ことばなんか二度と学びたくないと思っておられる方々も、21世紀の言語を生きる〈構え〉を。
多元主義や多様性、複言語主義といったことに関心のある方々も大歓迎です。
多くの方々の絶賛を得た、一般社団法人日本外国語教育推進機構 (JACTFL)と上智大学国際言語情報研究所 (SOLIFIC)主催、
「第13回 外国語教育の未来(あす)を拓く」の2025年3月9日の基調講演の内容などを出発点に、
野間秀樹先生の講義を「もっと聴きたい」というご希望にお応えして、東京外語学院が熱くお贈りします。
講義では日本語の書物を中心に、いろいろな本やドラマや映画、歌などにもほんの少しずつ触れます。
言語の原理論としての言語存在論とは。
言語場とは。ことばと意味の関係は。
文字の原理論とは。
なぜ「表音文字」「表意文字」などといった枠組みではだめなのか。
〈ことば〉性と〈はなし〉性とは。
語りのアリストテレス型とプラトン型とは。
言語教育と言語学習における言語道具観の桎梏とは。
「言語はコミュニケーションのツールである」という言語道具観は私たちの何を破壊してきたのか。
言語帝国主義とは。言語帝国主義ではないありかたで、地球的規模で共にされているたった2つの言語とは。
ことばが存在をアクティヴェイトするとは。
言語哲学における〈主語述語文〉中心主義の桎梏とは。
英語のbe動詞などと異なる、日本語や韓国語の同定詞とは。
なぜ翻訳は単なる便宜などではなく、言語にとって本質的な営みなのか。
なぜことばに対して〈知的な武装〉をせねばならないのか。
こうしたことも解りやすく。
野間秀樹

言語学者。美術家。東京外国語大学大学院教授、ソウル大学校韓国文化研究所特別研究員、国際教養大学客員教授、明治学院大学客員教授などを歴任。
大韓民国文化褒章、周時経学術賞、パピルス賞、アジア ・太平洋賞大賞。
美術家としては、リュブリアナ国際版画ビエンナーレ、ブラッドフォード国際版画ビエンナーレ、プラハ、オストラヴァ、ワルシャワ、ポズナニ、ソウル、大邱、横浜、京都などで各種の美術展に出品、東京、札幌などで個展、また現代日本美術展佳作賞。
著書に『言語存在論』東京大学出版会、『言語 この希望に満ちたもの』北海道大学出版会,『新版 ハングルの誕生』平凡社、韓国語版は돌베개、『図解でわかる ハングルと韓国語』『韓国語をいかに学ぶか』いずれも平凡社、『K-POP原論』ハザ(Haza)、韓国語版は연립서가(聯立書架)、『史上最強の韓国語練習帖 超入門編』ナツメ社、『新・至福の朝鮮語』朝日出版社、など。編著書に『韓国語教育論講座1-4巻』くろしお出版、『韓国・朝鮮の知を読む』クオン、韓国語版はウィズダムハウス、共編に『韓国・朝鮮の美を読む』クオン、韓国語版は聯立書架、など。
日本と韓国・朝鮮双方の血を嗣ぐ。
概要
概要
概要
開催日 2025年4月5日 土曜日
時間 14:00~16:00 オンラインにて
参加費 1,000円(税込)
新刊のおしらせ

ユアと韓国語 上級
金珍娥/野間秀樹[著]
定価 3,850円(税込み)
2025年3月25日 発売!
こんな学習書が欲しかった! 初級を終えた、中級上級段階の悩みをきれいに解決。
日本語話者が本当に知りたいこと、気づきにくいことを詳述。
NHKハングル講座で「教科書的例文」から自然な話しことばと書きことばの学習書へと韓国語学習を書き換えた、金珍娥+野間秀樹のコンビによる、革新的韓国語学習書が誕生。
金 珍娥 (キム ジナ)
明治学院大学教授。延世(연세)大学校客員研究員。東京外国語大学大学院博士前期・後期課程修了。 博士(学術)。NHK テレビハングル講座講師、 大韓民国大使館YouTube チャンネル〈チナセムTV〉企画制作出演。ソウル生まれ、ソウル育ち。
著書に『談話論と文法論―日本語と韓国語を照らす』くろしお出版。『담화론과 문법론』역락(ヨンナク 亦楽)、大韓民国学術院優秀学術図書、『ドラマティック・ハングル―君、風の中に―』朝日出版社、『カナヘイの小動物 ゆるっとカンタン韓国語会話』『カナヘイの小動物 ゆるっとおぼえる韓国語単語』いずれもJ リサーチ出版、など。
野間 秀樹(のま ひでき)
言語学者。美術家。東京外国語大学大学院教授、ソウル大学校韓国文化研究所特別研究員、国際教養大学客員教授、明治学院大学客員教授などを歴任。大韓民国文化褒章、周時経学術賞、パピルス賞、アジア ・太平洋賞大賞。日本と韓国・朝鮮双方の血を嗣ぐ。
美術家としては、リュブリアナ国際版画ビエンナーレ、ブラッドフォード国際版画ビエンナーレなどで各種の美術展に出品、東京、札幌などで個展、また現代日本美術展佳作賞。
著書に『言語存在論』東京大学出版会、『言語 この希望に満ちたもの』北海道大学出版会、『新版 ハングルの誕生』平凡社、『図解でわかる ハングルと韓国語』『韓国語をいかに学ぶか』いずれも平凡社、『K-POP 原論』ハザ(Haza)、『史上最強の韓国語練習帖 超入門編』ナツメ社、『新・至福の朝鮮語』朝日出版社、など。編著書に『韓国語教育論講座1-4巻』くろしお出版、『韓国・朝鮮の知を読む』クオン、など。

韓国・朝鮮の心を読む
野間秀樹/白永瑞[編]
定価 4,180円(税込み)
「韓国・朝鮮の心」とは何かーー。
中沢けいさん、中島京⼦さん、平野啓⼀郎さん、斎藤真理⼦さん、吉川凪さん、菱⽥雄介さん、⼋⽥靖史さん、前⽥エマさんといった著名⼈ほか⽇本や韓国各地にある独⽴系書店店主、知識⼈、作家、詩⼈など、日・韓の122⼈に及ぶ多彩な執筆者が、それぞれの分野や読書体験を紐解きながら綴るブックガイド。
『韓国・朝鮮の知を読む』(野間秀樹編 クオン)『韓国・朝鮮の美を読む』(野間秀樹・白永瑞共編 クオン)に続く「読む」三部作!
<はじめに>
…『韓国・朝鮮の知を読む』以来、十年を経た。このかん、日本語圏における韓国語やハングル、そして韓国文学を始め、広く韓国文化の位相は完全に様変わりした。『知を読む』刊行時には、「韓国」や「朝鮮」ということばと、「知」ということばが表紙の上で共存している書物など、皆無に近かった。
(中略)今日、日本語圏にあって韓国・朝鮮の知や美や心を訪ね、考え、共にするといった営為は、たとえささやかであっても、希望である。そしてそれが韓国語圏でも共にしていただけるなら、更なる希望である。そうした希望が希望として在るためには、そして私たちの生を豊かなものにするためには、どうしても書物が要る。…
2025年3月25日 発売!

東京外語学院について
東京外語学院は、厳選された講師陣による多言語学習がオンラインで可能な総合外国語スクールです。日本では多くの人が英語をはじめとする外国語に挑戦しますが、途中で挫折するケースが少なくありません。また、「外国語はネイティブから学ぶべき」という考えが広く浸透していますが、これは旧態依然とした考え方であるだけでなく、必ずしも日本語母語話者に最適な方法とは限りません。講師自身が、多くの挫折を経験したからこそ、日本語母語話者がつまずきやすいポイントを深く理解しています。東京外語学院では、その経験を活かし、一人ひとりに最適な授業を提供しています。
東京外語学院の受講者は、学びに意欲的で、生き生きとした方々ばかりです。それぞれがライフワークとして外国語を楽しみ、新たな出会いや発見を通じて成長の喜びを感じています。学ぶこと自体が人生を豊かにし、それこそ究極の贅沢ではないでしょうか。
外国語や人生を変えたいと思う方、ぜひ東京外語学院で一緒に学びましょう。新しい自分に出会えることをお約束します。